第240章花と炎

アンナが口を開くより早く、ウィリアムは続けた。「二階に上がって、見てみよう」

アンナはうなずき、二人でエレベーターに乗って二階へ向かった。扉が開いて外へ出た瞬間、彼女は驚きに目を見張った。

摘みたての花々で作られた小径が目の前に伸び、まっすぐ一つの部屋へと導いている。

アンナはウィリアムを振り返り、顔をぱっと輝かせた。「これって……」

「入って、見てごらん」ウィリアムが促す。

アンナはうなずき、花を踏まないよう慎重に避けながら部屋へ歩み入った。中に入った途端、彼女は驚愕して立ち尽くした。

部屋一面が、無数の桃色の花で飾られていた。それらは巨大なハートの形に整えられ、花のハートの中心...

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